クラウドコンピューティングEXPOに行ってきました

幕張で11月10日~11月12日まで開催しているクラウドEXPOに行ってきました。
久々にスーツを着こみ、腹がきつくないことに安心しながら、スニーカーで颯爽と出かけました。
APEC期間中ということで物々しい警備の中、電車で無事に到着。

内容としては、クラウドがメインでSaaSが後半分、場違いなのが少々・・・
プリントライでお世話になっているSaasesの日本ラッドのブースで長々と話をして、あとは説明会を適当に冷やかして、softbankとさくら&はてなは完全にスルーして、NIFTYは話がループ始めたところで離れて、物流の話だと思って座ったのにFileMakerの使い方を教えはじめたので離れて、WBSでやってたPS3会議システムのECstudioで少し話をして帰って来ました。

総括としては、キャンギャルを撮影したかったよ!(←何しに行ったんだよ!

Windows7にもてあそばれる

一通り入れた後に、MySQLを入れ忘れたのに気がついて入れてみたところ、PHPからアクセスできない。実際にはphpMyAdmin3からアクセスできない。エラーメッセージも表示されず、1分ぐらい待たされて方真っ白な画面になってしまう。
コマンドからは問題なくアクセスできるものの、mod_phpからアクセスできない。
このときのPHPは5.3.3、MySQLは5.1.50(64bit)でした。
httpd.confやphp.iniやmy.iniをいじっては見たものの改善せず。
ここで不貞寝しました。

そして翌日。
まず最初にMySQLをノーマルからエッセンシャルに入れ替えたり、32bitにしたりバージョンを入れ替えたりしたけれどうまくいかない。PHPを入れる際にVCのライブラリを更新したのでそれに問題があるのではと考え、仕方がなくWindows7を入れなおすことに。

とりあえずWindows7を上書きでインストールしなおしてみたところ、前のシステムが複製されて残っていて、とっても気持ちが悪い状態に。仕方がないので改めてパーティションをフォーマットしなおしてから、改めて入れなおすことに。

まず最初にMySQL5.1.50(64bit)を入れて、次にApache2.2.16、そしてVCを更新せずにPHP5.3.3を入れなおしてみたところ、やはり現象は同じ。
ここでふとPHPのインストーラーにVCの対象を選択する新しい項目があったのを思い出して、前のバージョンで試してみようと思い立ちました。
PHP5.2.14を入れなおしたところ、zlib.dllがないといわれるのでネットから拾ってきて放り込んだところ、難なく起動。

問題だったのはPHP5.3.3.
データベースとの連携が高いはずのPHPで、このような障害が発生しました。
何でもかんでも組み込み関数にしてしまったPHPの成れの果てを垣間見た気がしました。

結局それ以外では、ActivePerlを64bitにするとMinGWと連携できないようなので、32bitで入れなおしたぐらいで、特に大きな問題もなく開発環境は整いました。
あとはデータを移していくだけです。これもかなり面倒なのですが。

客から逃げることが運営の仕事?

レンタルサーバーでのお話です。
coreserverというブランドを提供しているdigirockのお話です。
この会社は以前からいろいろとうわさが耐えませんが、そんなにひどいとは思っていませんでした。
ちょっとレスポンスの悪いネトゲの運営程度にしか。

先日2010年8月17日よりs51サーバーに障害が発生し、復旧していないにもかかわらず復旧と告知、ユーザからさまざまな障害報告があがっているにもかかわらす無視を決め込んだのです。
これには驚きました。
digirockは大阪の会社ですが、大阪だからこそお金に厳しいと思っていたのですが、素人が運営しているとしか思えません。
プロ意識が足りません、いや、微塵もありません。
とはいえ、管理ツールはそれなりに使いやすく、何事もなければいたって快適なため、結局他のサーバを借りました。
しかし、ここでs51が使用できないために仕方がなく新しいサーバを借りたのに、初期費用や期限までの有料期間分を移動して欲しいと問い合わせたところ、1週間経っても回答がありません。

ただ待っていても埒が明かないので、再度送信することにしました。
すると以下のような回答が来ました。

-------------------
[2010-09-06 09:04:45] サポートからメッセージが追加されました。

大変恐縮ではございますが、弊社のシステム上、同一ユーザー様のお問い合せが散在してしまいますと、かえって優先順位が下がってしまいます。
そのため、本案件につきましては、終了させていただき、
https://www.value-domain.com/support.php?action=edittopic&supportid=○○○○○○&mode=
(上記にアクセスできない場合)
 http://www.value-domain.com/support.php?action=edittopic&supportid=○○○○○○&mode=
にて、ご対応させていただきますので、何卒、ご了承くださいますようお願い申し上げます。
(こちらでお問い合わせいただいております内容も、引き続き、統合させていただきました上記にてお問い合わせいただきますようお願い申し上げます)

■弊社からのお願いです■

この度、連続して別々にお問い合わせいただいており、サポートが混乱してしまっている状況です。
(弊社では、1人のサポートスタッフが全てのユーザー様を対応するのではなく、お問い合わせごとに対応できるサポートが担当しております。通常 (1つずつ)の場合ですと、続けて対応できますが、今回のようにバラバラにお問い合わせいただいてしまいますと、「それぞれ個別の新規のご相談」として扱われてしまいます。その結果、同じような内容が重複したり、あるいは、本来、別の質問と組み合わせて対応した方が良い部分の対応ができなかったり、ユーザー様にとっても混乱の原因となってしまいます。また弊社のシステム上、その都度、別々のメールが配信されてしまうなどのご不便も生じてしまいます)。

全く別の内容であっても、同時期のお問い合わせの場合は、関連性がある場合、あるいは、一人の担当者が同時に対応させていただいた方がわかりやすい場合がございます。

弊社サービスのコンセプトは「フルサポートで高価格になるのではなく、ユーザーの皆様のご理解とご協力のもと、多くのユーザー様がご希望されるようなサービスを低価格でご提供するということ」になっておりますこともあり、ユーザーの皆様に対しましては、サポートの負荷を極力減らしていただきますよう、ご協力お願いしております。
何卒、ご理解とご協力の程、よろしくお願い申し上げます。

■ご返信期間について■

極力、迅速なご対応を心がけておりますが、弊社では、
━━━━━━━━━━━━
●定型回答文によるご返信の場合
 原則として24時間~48時間以内にご返信します。
━━━━━━━━━━━━
●個別回答文によるご返信の場合
 優先サポートの場合は7営業日以内、通常サポートの場合は20営業日以内にご返信します。
━━━━━━━━━━━━
とさせていただいております。
また、優先サポートにつきましては、
 ●あくまでもご対応の優先順位をあげる
ということが目的であり、問題の解決をお約束するものではございません。
また、回答内容の質につきましても、通常のサポート回答と同等とさせていただいております(しかし、他のご回答よりも優先的に対応させていただく…という形になります)。

————
担当:○○
------------------

一番の混乱は障害を虚偽報告することだと思うんですがね。
それに内容に応じて担当者がいるって書いてますが、失礼承知で能無しだと思うんです。
それと、一番肝心なのは「問い合わせを見たけどすぐに対応できない絡まってくれ」という返信をよこすことです。
なんといいますか、ユーザサポートのノウハウがまったくないですね。
素人でもできるような対応をとらないため、「自ら作業を増やしている」ことに気がつくべきです。

bingのサイト認証が変更されていた

検索エンジンbingのwebmasterツールでサイト認証があるのですが、しばらく前までは「LiveSearchSiteAuth.xml」を確認するものが「BingSiteAuth.xml」に変わっていました。さらにサイトの要所要所にsilverright(FLASHみたいなもの)が導入されていて、右クリックをしても通常のコンテキストメニューにならなくなっていました。

今日買った書籍

自宅鯖の運営に何かヒントは無いものかと購入しました。
発行自体は1年ぐらい前のものですが、改定もなくすり直しが行われていたので情報もそれなりに新しいと判断して購入。
図書カードとクオカードと現金です。ジュンク堂のレジの人面倒な客ですいません。
買った本はこれ
サーバ/インフラを支える技術
サーバ/インフラを支える技術

CentOS5.5に最新のImageMagickをソースからインストールする

CentOS5.5のシステムをセットアップしていました。
yumからシステムを一通りアップデートしてから、PerlをCPANでモジュール群を更新したのですが、Image::Magickを入れようとしたところ、force installにしてもNOT OKとなり、インストールできませんでした。
これはImageMagickのバージョンとPerlの(コアなモジュール)バージョンとの依存の影響と思われ、Windowsの場合はImageMagickとActivePerlのバージョンは細かく指定されています。
Linuxの場合は自動で依存を解消してくれるものと思っていましたが、どうやらダメだったようです。
ImageMagickのために、別のディストリを入れなおすことも考えましたが、それではあまりにも情け無いので、だめもとで手動でソースからコンパイルしてインストールに挑戦しました。

まずはソースの取得


[root@localhost ~]# wget ftp://ftp.kddilabs.jp/graphics/ImageMagick/linux/SRPMS/ImageMagick.src.rpm
--2010-07-20 15:44:05--  ftp://ftp.kddilabs.jp/graphics/ImageMagick/linux/SRPMS/ImageMagick.src.rpm
=> `ImageMagick.src.rpm'
ftp.kddilabs.jp をDNSに問いあわせています... 192.26.91.193
ftp.kddilabs.jp|192.26.91.193|:21 に接続しています... 接続しました。
anonymous としてログインしています... ログインしました!
==> SYST ... 完了しました。    ==> PWD ... 完了しました。
==> TYPE I ... 完了しました。  ==> CWD /graphics/ImageMagick/linux/SRPMS ... 完了しました。
==> SIZE ImageMagick.src.rpm ... 8747108
==> PASV ... 完了しました。    ==> RETR ImageMagick.src.rpm ... 完了しました。
長さ: 8747108 (8.3M)

100%[======================================>] 8,747,108   3.39M/s 時間 2.5s

2010-07-20 15:44:08 (3.39 MB/s) - `ImageMagick.src.rpm' へ保存終了 [8747108]

検索してヒットするサイトの中にはURLが「kddilabs」ではなく「kddlabs」とありますが、どちらでもいい(?)みたいです。こちらの環境でkddlabsはDNS解決できませんでしたがkddilabsでは通りました。

ここからsrc.rpmを取得して展開します。
コマンドなら次の通り

[root@localhost ~]# rpm -ivh –nomd5 ImageMagick.src.rpm
1:ImageMagick 警告: ユーザ cristy は存在しません – root を使用します
警告: グループ cristy は存在しません – root を使用します
########################################### [100%]
警告: ユーザ cristy は存在しません – root を使用します
警告: グループ cristy は存在しません – root を使用します

同じ階層に「_FILES」という文字が追加されたディレクトリがあるはずなので、移動します。


[root@localhost ~]# cd ImageMagick.src.rpm_FILES
[root@localhost ImageMagick.src.rpm_FILES]# ls
ImageMagick-6.6.3-0.tar.bz2  ImageMagick.spec

とりあえずビルドしてみます。


[root@localhost ImageMagick.src.rpm_FILES]# rpmbuild -ba ImageMagick.spec
エラー: ビルド依存性の失敗:
libtiff-devel は ImageMagick-6.6.3-0.i386 に必要とされています
giflib-devel は ImageMagick-6.6.3-0.i386 に必要とされています
perl-devel >= 5.8.1 は ImageMagick-6.6.3-0.i386 に必要とされています
ghostscript-devel は ImageMagick-6.6.3-0.i386 に必要とされています
djvulibre-devel は ImageMagick-6.6.3-0.i386 に必要とされています
libwmf-devel は ImageMagick-6.6.3-0.i386 に必要とされています
jasper-devel は ImageMagick-6.6.3-0.i386 に必要とされています
libtool-ltdl-devel は ImageMagick-6.6.3-0.i386 に必要とされています
lcms-devel は ImageMagick-6.6.3-0.i386 に必要とされています
librsvg2-devel は ImageMagick-6.6.3-0.i386 に必要とされています

いろいろと足らないと文句を言われました。
とりあえずyumで片っ端から入れていきます。


[root@localhost ImageMagick.src.rpm_FILES]# yum install libtiff-devel giflib-devel perl-devel ghostscript-devel djvulibre-devel libwmf-devel jasper-devel libtool-ltdl-devel lcms-devel librsvg2-devel

進捗は省略します。
最終的に次の3つが残ります。

perl-devel >= 5.8.1 は ImageMagick-6.6.3-0.i386 に必要とされています
djvulibre-devel は ImageMagick-6.6.3-0.i386 に必要とされています
jasper-devel は ImageMagick-6.6.3-0.i386 に必要とされています

まず、「perl-devel」はcentOS5.5ではperlに頭語されているらしいので不要です。
specファイルの15行目(辺り)にあるperl-develを削除またはコメントアウトします。

次に、「djvulibre-devel」はリポジトリ「RPMForge」または「Dag」を利用してインストールします。
導入方法は検索するなどして調べてください。
大量に解説サイトがあるので省略します。

最後に、「jasper-devel」は「http://dev.centos.org/centos/5/testing/i386/RPMS/」にCentOS5用のRPMがあります。他のサイトにある通常のel5.i386のrpmは依存解消できずにインストールできませんでした。

これら3つが解決すれば晴れてImageMagickのコンパイルが開始できます。


[root@localhost ImageMagick.src.rpm_FILES]# rpmbuild -ba ImageMagick.spec

かなり時間がかかります。
問題なく終われば、以下の場所にrpmが生成されます。


[root@localhost redhat]# cd /usr/src/redhat/RPMS/i386
[root@localhost i386]# ls
ImageMagick-6.6.3-0.i386.rpm            ImageMagick-devel-6.6.3-0.i386.rpm
ImageMagick-c++-6.6.3-0.i386.rpm        ImageMagick-doc-6.6.3-0.i386.rpm
ImageMagick-c++-devel-6.6.3-0.i386.rpm  ImageMagick-perl-6.6.3-0.i386.rpm
ImageMagick-debuginfo-6.6.3-0.i386.rpm

ここまで来れば(おそらく大丈夫です。


[root@localhost i386]# rpm -Uvh ImageMagick-*
準備中...                ########################################### [100%]
1:ImageMagick            ########################################### [ 14%]
2:ImageMagick-c++        ########################################### [ 29%]
3:ImageMagick-perl       ########################################### [ 43%]
4:ImageMagick-debuginfo  ########################################### [ 57%]
5:ImageMagick-devel      ########################################### [ 71%]
6:ImageMagick-c++-devel  ########################################### [ 86%]
7:ImageMagick-doc        ########################################### [100%]
[root@localhost i386]# convert -version
Version: ImageMagick 6.6.3-0 2010-07-20 Q16 http://www.imagemagick.org
Copyright: Copyright (C) 1999-2010 ImageMagick Studio LLC
Features: 

でめたしでめたし。お疲れ様でした。