LibreOffice3.3リリース

OpenOffice.orgから離脱したメンバーで構成された、新しいオフィススイート「LibreOffice」が本家「OpenOffice.org」よりも早く3.3を2011年01月25日に公式リリースしました。
SVGインポート機能は、Inkscapeで作ったデータを正常に読み込めませんでしたが、PDFインポートは手持ちのもので試したところ、正常に読み込めることを確認、さらにPDFによっては直接編集が可能になるなど至れり尽くせりでした。
OO.oで含まれていた多くのバグも修正されたらしく、LibreOfficeがいろんな意味で一歩先に出たのは間違いありません。これを受けてか、翌日の26日にOO.oは3.3の公式リリースを近日と発表し、完全に出鼻をくじかれた格好となっています。
OpenOffice.orgは以前、品質管理をされている方が、サポートが増えないと新バージョンの日本語版がリリースされない可能性がある、自由な参加であるはずにもかかわらず、使うなら貢献しろとばかりに愚痴をこぼしている場面もあり、こういうコミュニティではどの道先はないという意見もありました。
個人的にもオラクルの手に渡ったOO.oは有料版のみ正式サポートなどという、どこかのソフトのように化けてしまう可能性を孕んでいる以上、適当なところで手を切りたいのですが、いつにしようかとカウントダウンを始めた感じではあります。

TCPDFでOTFフォントを使用する

PHPでPDFを扱うためのライブラリにTCPDFがあります。
TCPDFでOTFフォントを使用すると、AcrobatReaderでは正常に読めても、Illustratorで正常に読めず、テキストがラスタライズされて少々気持ちの悪い事態に遭遇することとなります。
Illutratorで開くことを想定しているなら、TCPDFで扱うフォントには少々の工夫が必要なので、ここに残しておきます。

まず、TCPDFで扱うフォントはTTFフォントで統一します。フォント名が同じであればTTFで作成したPDFでも、OTFフォントがインストールされた環境のIllustratorでも問題なく読むことが出来ます。

OTFフォントをTTFフォントに変換するにはFontForgeを使用します。
インストール方法を検索すると、Windowsのcygwin環境下でのインストール方法が沢山ヒットしますが、個人的にはうまくいかなかったので、LinuxのCentOS5を使用しました。アプリケーションはGUIでx11環境が必要なので、デスクトップ版を用意しましょう。
パッケージはhttp://sourceforge.net/projects/fontforge/files/fontforge-executables/から「fontforge-20090923-1.i386.rpm」をダウンロードします。少々古いものですが、特に問題ありません。ダウンロードが終わると、ファイルをダブルクリックするだけでインストールが始まり、あっさりと完了します。

アプリケーションはGUIなのですが、メニューには登録されませんのでファイルを直接起動するか、ターミナルから起動する必要があります。ターミナルで「fontforge」と入力して起動すると、読み込むファイルを要求されるのでTTFフォントに変換したいOTFフォントを選択します。

選択したOTFファイルの内容によってはCIDマップファイルが必要と言われるかもしれません。CIDマップファイルはhttp://fontforge.sourceforge.net/cidmaps.tgzにありますので、ダウンロードして展開したファイルを「/usr/share/fontforge/」にコピーします。

しばらくして読み込みが完了すると文字コード表が表示されるので、メニューより「CID>単一化」を選択してファイルを統合します。
そしてメニューより「ファイル>フォントを保存」を選択して、保存形式を「TrueType」に設定し、保存ファイル名を入力して保存すれば完了です。
これで変換作業は完了です。作成されたTTFファイルを開いて正常に読み込むことができれば成功です。

フォントファイルをTCPDFで扱える状態にする方法は、ライブラリ内のtcpdf/fonts/utils/README.TXTにある通りで問題ありません。むしろ他に方法がありません。
「$ ttf2ufm -a -F myfont.ttf」
「$ php -q makefont.php myfont.ttf myfont.ufm」
これで作成されたファイルをfontsディレクトリにコピーし、TCPDFよりPDFを作成すればAcrobatReaderでもIllustratorでも問題なく開くことが出来るPDFファイルの完成です。

いまいち文章が推敲されていないのでまとめます。

TCPDFはPDF作成ライブラリですごい
TCPDFのPDFはOTFフォントを使うとIllustratorでは読めない(ラスタライズされる)ことがある
TCPDFのPDFをIllustratorで読む可能性があるならOTFフォントをTTFフォントに変換しておく
OTFフォントをTTFフォントに変換するにはFontForgeを利用する
CIDマップがないとOTFファイルを展開できない(ことがあるかもしれない)

OpenOffice.org3.2 Writerの予測変換が使いにくい

Writerで文章を作成していると、なんか変です。アンダースコアで挟まれた文字に下線が勝手に追加され、アンダースコア自体は消えてしまいます。
しばらくは何かのバグかと思って我慢していましたが、ソースコードの設計書を起こしているので、内容はアンダースコアだらけです。その都度修正するのも疲れてきたので設定を確認することにしました。

「ツール>カスタマイズ」にはそれらしい項目がありません。
「ツール>オプション」もスッキリしない。
よくみると「ツール>オートコレクトオプション」なるものがありました。

これで設定を全てオフにして、勝手に下線に変換される現象を回避することができました。
でめたし、でめたし。

スマートホンを手に入れた

携帯が嫌いでろくに使いもせず、携帯向けのサイト開発からも完全に逃げていましたが、スマートホンは携帯ではありません。
というわけで、紆余曲折ありましたがイーモバイルのAriaを手に入れました。
2年縛りの中途半端なサービスには入らず、本体を定額の4万弱で手に入れ、ベーシックコースでの契約です。
使い勝手は時機にわかるでしょうが、先日のASAHIネット回線ダウンの予備と思うことにしました。

デザイン系の本を買ったよ

DTPというよりも組版、文字のデザインといったところでしょうか。
お仕事の足しになればと、2冊購入しました。
まずは、「デザイン知らないと困る現場の新常識100」
新常識という言い方よりも、流れについていくための常識といった感じでしょうか。

次は「必携!DTPのルール・組み版・デザイン」イラストが多かったので、便覧として購入しました。

いわゆるデザインは、新しいものでも納得させたモノがちですが、組み版は歴史のあるもの、オリジナルよりもどれだけ同じになるかが重要視されているようです。フォントの形が変わってきても、その理屈が変化しないのは、文字としての美しさゆえでしょう。

NetScreen-5GTを導入

今までIEのルータはBUFFALOの4MGという安物のルータで、自宅鯖へアクセスしに来るクローラにたびたびダウンさせられていました。
このたび、ヤフオクでNetScreen-5GTを2980円で手に入れ、送料1000円で手元に届きました。合計3980円ですね。
四苦八苦しながらも何とか自宅鯖の公開にこぎつけたので一息つきまして、改めて理解を深めるために解説本を買うことにしました。
買った本はこちら。

中古とはいえ、本体よりも書籍の方が10円お高いことになってしまいました。
とはいえ、なかなか沢山の機能があって面白そうなので、しばらくは楽しめそうです。

ちなみに、NetScreen-5GTの光景モデルはこんな奴です。

た・・・高いです。

お試し印刷を開始しました

印刷受注サイト「プリントライ」でお試し印刷を開始しました。
簡単に言うと、お客様が用意したデータで出力見本をご提供するものです。

委託による印刷受注はなかなかうまくいきませんが、ぼちぼちとやってます。
SEOとかSEMとか色々勉強できることがあるので、続けていくだけでも意味はあるのではと思っています。