データベースの正規化に悩む

色々入り組んだデータベースになりますと、正規化の基準となるカラムを間違えるととんでもないことになったりします。
今回はさほど問題ではないのではなく、設定を基準にデータベースを正規化したものの、やはり後で色々と問題になりそうなので、データベースを基準に作り直すことにしました。
更新時にはサービスをとめないといけないのですが、リスクを抱えたまま運営を続けるよりはよいでしょう。
で、そのサービスとは印刷受注サイトプリントライのことです。

YAPC::Asia Tokyo2010に参加して

スクリプト言語Perlのカンファレンス(会議)に15,16日と行ってきました。

生で生みの親であるLallyWall氏を拝見できたこと。
なぜか忍者がいたこと。
Mac bookとiPadだらけだったこと。
色々勉強になったこと。
ほったらかしのモジュール(HTML::AAとImage::Magick::Thumbnail::Simple)をどうにかしないといけないと思ったこと。
PostScript::Simpleを拡張して業務で使っているので何とかしてみたいこと。
PostScriptが笑いのタネにされていたこと。

ことこと。

TCPDF5.8.034のフォント指定の不具合

PHPでPDFを扱うにはまずTCPDF一択なわけですが、バージョンをよく見ると4.6.026という3年ぐらい前のソースなので新しくしようと思い立ちました。
動いていたので特に問題はないのですが、これだけ古いとどうかなという感覚的なものです。
最新版の5.8.034を入れて、動作を確認したところ、特に問題なし。
次のステップとして自前で用意したIPAフォントを指定したところ、処理が戻ってこないままタイムアウトになりました。
古い4.6に戻すと正常に出力されます。
新しい5.8にするとタイムアウトします。
だめだこりゃ。
別のバージョンで試すしかない。
どのミラーも最新版に更新されていて、最新版しか置いてない。
あちこち探し回った結果、発見したのが
http://ftp.heanet.ie/disk1/sourceforge/t/project/tc/tcpdf/OldFiles/
これで1つづつ遡りながら、動くバージョンを選ぶ作業に移ります。

時間をかけてマイナーバージョンごとに動作を確認して言ったのですが、どうも5.2から実装されたらしいサブセット埋め込みで不具合が発生している模様。
解説サイトでは5.4で解消されたと書いてあるけれど、検証していないみたいで実際に走らせるとタイムアウトになってしまう。
時間を大きくとれば言いなんて書いてあるけど、レスポンスが分単位なんて実際問題ありえないし、これは実装の不具合としか言いようがない。
結局、5.2の前のバージョン、5.1.002を導入してシステムを構築することにしました。

ActionScript3で表示を画像に変換するPNGEncについて

ActionScript3でビットマップを保存する方法があるのですが、オブジェクトをビットマップに変換(キャッシュ)したものをサーバに送信して画像として1つのファイルに保存するわけです。もちろんJavaScriptに送信すれば画像としても表示できますが、クライアントのみで完結させても面白くないので省きます。
さて、ビットマップを送信できる状態にするためのライブラリとして、PNGEncというパッケージに行き着くのですが、公開が古くて何箇所か修正が必要だという解説ページはあるのですが、だったらなぜ修正版を掲載しないのかという素朴な疑問に行き着くわけで、修正版を載せておくことにします。
以下のコードを「PNGEnc.as」としてテキストで保存します。インポートや使い方については、ここでは省略します。

package {

import flash.geom.*;
import flash.display.*;
import flash.utils.*;

public class PNGEnc {

    public static function encode(img:BitmapData):ByteArray {
        // Create output byte array
        var png:ByteArray = new ByteArray();
        // Write PNG signature
        png.writeUnsignedInt(0x89504e47);
        png.writeUnsignedInt(0x0D0A1A0A);
        // Build IHDR chunk
        var IHDR:ByteArray = new ByteArray();
        IHDR.writeInt(img.width);
        IHDR.writeInt(img.height);
        IHDR.writeUnsignedInt(0x08060000); // 32bit RGBA
        IHDR.writeByte(0);
        writeChunk(png,0x49484452,IHDR);
        // Build IDAT chunk
        var IDAT:ByteArray= new ByteArray();
        for(var i:int=0;i < img.height;i++) {
            // no filter
            IDAT.writeByte(0);
            var p:uint;
            if ( !img.transparent ) {
                for(var j:int=0;j < img.width;j++) {
                    p = img.getPixel(j,i);
                    IDAT.writeUnsignedInt(
                        uint(((p&0xFFFFFF) << 8)|0xFF));
                }
            } else {
                for(var j2:int=0;j2 < img.width;j2++) {
                    p = img.getPixel32(j2,i);
                    IDAT.writeUnsignedInt(
                        uint(((p&0xFFFFFF) << 8)|((p >>> 24))));
                }
            }
        }
        IDAT.compress();
        writeChunk(png,0x49444154,IDAT);
        // Build IEND chunk
        writeChunk(png,0x49454E44,null);
        // return PNG
        return png;
    }

    private static var crcTable:Array;
    private static var crcTableComputed:Boolean = false;

    private static function writeChunk(png:ByteArray, 
            type:uint, data:ByteArray) {
        if (!crcTableComputed) {
            crcTableComputed = true;
            crcTable = [];
            for (var n:uint = 0; n < 256; n++) {
                var c2:uint = n;
                for (var k:uint = 0; k < 8; k++) {
                    if (c2 & 1) {
                        c2 = uint(uint(0xedb88320) ^ 
                            uint(c2 >>> 1));
                    } else {
                        c2 = uint(c2 >>> 1);
                    }
                }
                crcTable[n] = c2;
            }
        }
        var len:uint = 0;
        if (data != null) {
            len = data.length;
        }
        png.writeUnsignedInt(len);
        var p:uint = png.position;
        png.writeUnsignedInt(type);
        if ( data != null ) {
            png.writeBytes(data);
        }
        var e:uint = png.position;
        png.position = p;
        var c:uint = 0xffffffff;
        for (var i:int = 0; i < (e-p); i++) {
            c = uint(crcTable[
                (c ^ png.readUnsignedByte()) & 
                uint(0xff)] ^ uint(c >>> 8));
        }
        c = uint(c^uint(0xffffffff));
        png.position = e;
        png.writeUnsignedInt(c);
    }
}

}

Windows7にもてあそばれる

一通り入れた後に、MySQLを入れ忘れたのに気がついて入れてみたところ、PHPからアクセスできない。実際にはphpMyAdmin3からアクセスできない。エラーメッセージも表示されず、1分ぐらい待たされて方真っ白な画面になってしまう。
コマンドからは問題なくアクセスできるものの、mod_phpからアクセスできない。
このときのPHPは5.3.3、MySQLは5.1.50(64bit)でした。
httpd.confやphp.iniやmy.iniをいじっては見たものの改善せず。
ここで不貞寝しました。

そして翌日。
まず最初にMySQLをノーマルからエッセンシャルに入れ替えたり、32bitにしたりバージョンを入れ替えたりしたけれどうまくいかない。PHPを入れる際にVCのライブラリを更新したのでそれに問題があるのではと考え、仕方がなくWindows7を入れなおすことに。

とりあえずWindows7を上書きでインストールしなおしてみたところ、前のシステムが複製されて残っていて、とっても気持ちが悪い状態に。仕方がないので改めてパーティションをフォーマットしなおしてから、改めて入れなおすことに。

まず最初にMySQL5.1.50(64bit)を入れて、次にApache2.2.16、そしてVCを更新せずにPHP5.3.3を入れなおしてみたところ、やはり現象は同じ。
ここでふとPHPのインストーラーにVCの対象を選択する新しい項目があったのを思い出して、前のバージョンで試してみようと思い立ちました。
PHP5.2.14を入れなおしたところ、zlib.dllがないといわれるのでネットから拾ってきて放り込んだところ、難なく起動。

問題だったのはPHP5.3.3.
データベースとの連携が高いはずのPHPで、このような障害が発生しました。
何でもかんでも組み込み関数にしてしまったPHPの成れの果てを垣間見た気がしました。

結局それ以外では、ActivePerlを64bitにするとMinGWと連携できないようなので、32bitで入れなおしたぐらいで、特に大きな問題もなく開発環境は整いました。
あとはデータを移していくだけです。これもかなり面倒なのですが。

新しいマシンを手に入れた

今まで開発はVistaの入っているノートパソコンで行っていましたが、HDDの残量が減ってきたり、使い込んだからか重くなってきたのでどうにかしたいと思っていました。
OSを入れなおせば復活はするのでしょうが、開発用なので何かあると仕事に差し支えます。
そこで仕方なく、新しいマシンを入手することにしました。

まず悩んだのはIntelかAMDかでした。
マザーボードはIntel用のほうが安く販売されていますが、CPUはAMDのほうがかなり安いので、今回はAMDを選択しました。
メモリは2Gx2の4G。
4Gのメモリをフルに使うためにOSは64bitのWindows7にしました。

本日の昼から秋葉原に繰り出し、ソフマップ、ツクモ、クレバリー、T-ZONE、TWO-TOP、ドスパラの順で下調べ。
ポテトケバブを腹に流し込みながら考えた末、結局、ツクモでまとめて買うことにきめました。

マザーボード:MSI 880GMA-E45 8,980円
CPU:AMD X2 260 6,800円
メモリ:CORSAIR 2Gx2 8,780円
HDD:HITACHI HDS721010CLA332(1TByte) 4,999円
OS:Microsoft Windows7 64bit 12,000円
ほかに相性保障と保証延期で1,050円
予算は諭吉さんが7名だったのですが、総額42,609円のお買い物でした。
セール品でポイントがつかないものばかりだったので、クレジットで支払いました。諭吉さんは財布の中で出番を失い、意気消沈です。

ちなみに、ケースと電源、ROMドライブ、マウスとキーボードは使い回しです。
CPUファンは悩んだ末にリテールのままでいくことに。これから涼しくなるはずですし。もちろん、CPUをクアッドにして消化してもよかったのですが、それはまた別の機会に。

帰宅し早速パーツを開梱して組み立て始めました。
マザーボードをケースに固定してCPUを載せて、ファンを載せて、メモリを挿して、HDDを固定して、ピンを刺してサクッと完了。
Windows7のDVDを入れて何回か再起動をしたらインストールが完了しました。
Vistaでは苦戦したのですが、改善されていたのでしょう、少し拍子抜けでした。
さて、これから開発環境を整えていく楽しいお仕事が待っているわけですね・・・

客から逃げることが運営の仕事?

レンタルサーバーでのお話です。
coreserverというブランドを提供しているdigirockのお話です。
この会社は以前からいろいろとうわさが耐えませんが、そんなにひどいとは思っていませんでした。
ちょっとレスポンスの悪いネトゲの運営程度にしか。

先日2010年8月17日よりs51サーバーに障害が発生し、復旧していないにもかかわらず復旧と告知、ユーザからさまざまな障害報告があがっているにもかかわらす無視を決め込んだのです。
これには驚きました。
digirockは大阪の会社ですが、大阪だからこそお金に厳しいと思っていたのですが、素人が運営しているとしか思えません。
プロ意識が足りません、いや、微塵もありません。
とはいえ、管理ツールはそれなりに使いやすく、何事もなければいたって快適なため、結局他のサーバを借りました。
しかし、ここでs51が使用できないために仕方がなく新しいサーバを借りたのに、初期費用や期限までの有料期間分を移動して欲しいと問い合わせたところ、1週間経っても回答がありません。

ただ待っていても埒が明かないので、再度送信することにしました。
すると以下のような回答が来ました。

-------------------
[2010-09-06 09:04:45] サポートからメッセージが追加されました。

大変恐縮ではございますが、弊社のシステム上、同一ユーザー様のお問い合せが散在してしまいますと、かえって優先順位が下がってしまいます。
そのため、本案件につきましては、終了させていただき、
https://www.value-domain.com/support.php?action=edittopic&supportid=○○○○○○&mode=
(上記にアクセスできない場合)
 http://www.value-domain.com/support.php?action=edittopic&supportid=○○○○○○&mode=
にて、ご対応させていただきますので、何卒、ご了承くださいますようお願い申し上げます。
(こちらでお問い合わせいただいております内容も、引き続き、統合させていただきました上記にてお問い合わせいただきますようお願い申し上げます)

■弊社からのお願いです■

この度、連続して別々にお問い合わせいただいており、サポートが混乱してしまっている状況です。
(弊社では、1人のサポートスタッフが全てのユーザー様を対応するのではなく、お問い合わせごとに対応できるサポートが担当しております。通常 (1つずつ)の場合ですと、続けて対応できますが、今回のようにバラバラにお問い合わせいただいてしまいますと、「それぞれ個別の新規のご相談」として扱われてしまいます。その結果、同じような内容が重複したり、あるいは、本来、別の質問と組み合わせて対応した方が良い部分の対応ができなかったり、ユーザー様にとっても混乱の原因となってしまいます。また弊社のシステム上、その都度、別々のメールが配信されてしまうなどのご不便も生じてしまいます)。

全く別の内容であっても、同時期のお問い合わせの場合は、関連性がある場合、あるいは、一人の担当者が同時に対応させていただいた方がわかりやすい場合がございます。

弊社サービスのコンセプトは「フルサポートで高価格になるのではなく、ユーザーの皆様のご理解とご協力のもと、多くのユーザー様がご希望されるようなサービスを低価格でご提供するということ」になっておりますこともあり、ユーザーの皆様に対しましては、サポートの負荷を極力減らしていただきますよう、ご協力お願いしております。
何卒、ご理解とご協力の程、よろしくお願い申し上げます。

■ご返信期間について■

極力、迅速なご対応を心がけておりますが、弊社では、
━━━━━━━━━━━━
●定型回答文によるご返信の場合
 原則として24時間~48時間以内にご返信します。
━━━━━━━━━━━━
●個別回答文によるご返信の場合
 優先サポートの場合は7営業日以内、通常サポートの場合は20営業日以内にご返信します。
━━━━━━━━━━━━
とさせていただいております。
また、優先サポートにつきましては、
 ●あくまでもご対応の優先順位をあげる
ということが目的であり、問題の解決をお約束するものではございません。
また、回答内容の質につきましても、通常のサポート回答と同等とさせていただいております(しかし、他のご回答よりも優先的に対応させていただく…という形になります)。

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担当:○○
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一番の混乱は障害を虚偽報告することだと思うんですがね。
それに内容に応じて担当者がいるって書いてますが、失礼承知で能無しだと思うんです。
それと、一番肝心なのは「問い合わせを見たけどすぐに対応できない絡まってくれ」という返信をよこすことです。
なんといいますか、ユーザサポートのノウハウがまったくないですね。
素人でもできるような対応をとらないため、「自ら作業を増やしている」ことに気がつくべきです。