カラーモードにはCMYK・RGB・グレースケール・モノクロ(2階調)・LAB(CIELab)・インデックスカラーなどがあります。
それぞれのカラーモードの特性については、ここでは省きます。
チャンネルbitは8bit・16bit・32bitなどがありますが、カラーモードとの兼ね合いもあって1bit・2bit・4bit・6bitなども存在はするようです。
例えば、16色や256色などはカラーモードとは関係なく色数が基準のものもあります。
ここでは印刷向けに調べたものをとりあえず載せています。
カラーモードとチャンネル数はImageMagickのファイル情報を調べるコマンド「identify -verbose
」を使用します。
ImageMagickのバージョンは16bit対応のもので「Version: ImageMagick 6.8.3-0 2013-02-13 Q16 http://www.imagemagick.org」です。
網羅しているわけではありませんのあしからず。
Illustratorで保存したPDF形式の場合
Illustratorではチャンネルbit数の指定はできません。
基本的には8bitとして扱われます。
- CMYKカラー
-
Colorspace: CMYK
Depth: 16/8-bit
Type: ColorSeparation
- RGBカラー
-
Colorspace: sRGB
Depth: 16/8-bit
Type: ColorSeparation
Photoshopで保存したPSD形式の場合
Photoshopではチャンネルbit数を指定できます。
カラー情報を持てるカラーモード(RGBやCMYKなど)の場合、編集中は16bitに上げておくのは基本中の基本ですが、完成したら必ず8bitに戻すのを忘れないようにしましょう。
特に印刷向けに入稿する場合は8bitに戻してください、お願いします。
- RGBカラー(8bit)
-
Colorspace: sRGB
Depth: 8/1-bit
Type: PaletteAlpha
- RGBカラー(16bit)
-
Colorspace: sRGB
Depth: 16/1-bit
Type: Palette
- RGBカラー(32bit)
-
非対応(32bit対応のImageMaagickは存在する?)
- CMYKカラー(8bit)
-
Colorspace: CMYK
Depth: 8/1-bit
Type: ColorSeparationAlpha
- CMYKカラー(16bit)
-
Colorspace: CMYK
Depth: 16/1-bit
Type: ColorSeparation
- グレースケール(8bit)
-
Colorspace: Gray
Depth: 8/1-bit
Type: Bilevel
- インデックスカラー(8bit)
-
Colorspace: sRGB
Depth: 8/1-bit
Type: Palette
カラーモード自体はRGBなので、タイプで判定する必要があります。
ソフトによってはインデックスカラーは画像が化ける原因になりますので、インデックスカラーは省いたほうが事故を防げますね。
アニメーション対応のGIF形式は論外です。
- Labカラー(8bit)
-
Colorspace: CIELab
Depth: 8-bit
Type: PaletteAlpha
- モノクロ2階調
-
Colorspace: Gray
Depth: 1/8-bit
Type: Bilevel
グレースケールとはDepth(色深度)が異なるので判定できますね。
このあたりの情報を踏まえて、自前のファイル情報取得クラスの更新を行いますか。
印刷注文管理システム「POAS」でのチェックにもカラーモードを追加することにしましょう。