フリーのペイントツール「GIMP」でオリジナルの動画ブラシを作る方法をページで作ってみました。
GIMPで動画ブラシを作る方法
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GIMPで動画ブラシを作る方法
GIMPをインストールすると簡単なブラシが付いてきますが、あまり種類も多くなく、ちょっと凝った絵を描くには物足りません。
しかし、GIMPではブラシを自作できますので、このページではその方法を解説したいと思います。
また、通常のブラシでは面白くないので、ストロークが伸びるごとにブラシの形が変わる動画ブラシに挑戦します。
なお、この解説で使用したGIMPのバージョンは2.6.3です。
通常のGIMPブラシについては、別の機会に解説します。
ブラシの基礎知識
GIMPのブラシは、GIMPで読み書きできる通常のファイルです。
通常のブラシファイルは拡張子が「gbr」もしくは「gpb」です。
拡張子が2つある理由は調べていないのでわかりません。
今回扱う動画ブラシは「gih」の1種類です。
動画ブラシのファイル構成
動画ブラシはストロークが伸びるにつれて、ブラシの形状が変化します。
変化のパターンはブラシファイルのレイヤー数に準じます。
カラーモードはRGBであればそのレイヤーの画像自体がブラシになりますが、グレースケールの場合は、黒がブラシになります。
アンチエイリアスを適用した場合には、白以外がブラシになります。
動画ブラシの1コマ目を作る
何はともあれ、実際に作っていきましょう。
まずは、「新しい画像を作成」します。
キャンバスの大きさは64×64でカラーモードはグレースケール、そしてここでは塗りつぶしを透明にします。
ブラシとしては背景が白でも抜きになりますが、加工するには少し邪魔になるので、透明で作成します。
ブラシの模様には、文字のハートを利用しました。
通常では入力できないので、IMEツールから選択しました。
フォントはメイリオ、ポイントサイズで72を指定しました。
入力した文字を、キャンバスの中央に配置するには次の方法が確実です。
- メニュー > レイヤー > レイヤーの自動切抜き
- メニュー > ツールボックス > 整列
- (以下、パネル操作)キャンバスを選択 > 中央揃え(中央の) > 中央揃え(垂直の)
予断ですが、表示倍率のセレクトメニューが文字化けしているのと、文字レイヤー1枚なのにタイトルバーでは2枚になっています。
また、名称未設定の通し番号がバラバラになりますが、気にしないでください。
動画ブラシの2コマ目を作る
ここで作る動画ブラシは、ハートマークがくるくると回るもにします。
まずは1コマ目のレイヤーを複製して、60度回転します。
そして、1コマ目と同じように、中心に配置しましょう。
特に難しいところはありませんが、レイヤーウィンドウは次のようになっています。
動画ブラシのコマを全て作る
ハートが60度ずつ回転するので、6コマで一周します。
2コマ目を作ったのと同じ要領で、残りの4コマを作ります。
レイヤーウィンドウでは、次のようになっています。
動画ブラシの最終調整
6コマ全て作り終わったら、xcf形式で保存しておきましょう。
そして、動画ファイル形式で保存・・・の前にもう1段階あります。
このファイルはカラーモードがグレーケールなので、ブラシでは透明度が機能しません。
透明度は黒と同じ扱いになってしまうので、白で塗りつぶす必要があるのです。
それなら最初から背景を白にすればいいのかもしれませんが、背景があると中央に配置するときに邪魔になるので、透明なレイヤーを使っていたのです。
多少面倒かもしれませんが、背景が白のレイヤーを1枚ずつ合成していきましょう。
レイヤーウィンドウでは次のようになっています。
ブラシを保存する
いよいよ動画ブラシとして保存しましょう。
「名前をつけて保存」を選び、ファイル名は「hearts.gih」とします。
パラメータを設定するダイアログが開きますので、感覚を50、セル数と並びをコマと同じ6、そして、コマを表示する順番はincremental(順次)にします。
説明はブラシの選択画面で表示されるもので、ここでは「original hearts(movie)」としておきます。
設定が終われば保存します。
ブラシファイルとして読み込める場所にコピーして、GIMPを再起動または、ブラシダイアログよりブラシの再読み込みで、作ったばかりの動画ブラシが表示されていれば成功です。
これでハートが回り続ける動画ブラシの完成です。
最後に、このブラシを使ったテクスチャの例をご覧ください。
(間隔は50のまま、グラデーション描画でなぞった場合)
(不透明度を50、間隔を30に、揺らぎを揺らぎ1.00にしてグラデーション描画で塗りつぶした場合)
実際に作成したxcfとgihの書庫ファイル
GIMP-動画ブラシ書庫ファイル
おつかれさまでした。
SSLのインストールに失敗する
SSLの更新期限が近づいてきたのですが、新しいブランドでサービスを行うとのことから、乗り換えることにしました。
前回と同じようにか秘密鍵を生成して証明書を発行してもらって、Apacheにインストール・・・に失敗します。
よくよく調べてみると、モジュラスが異なっているためにhttpdが起動できない模様です。
なぜこうなったのかよくわからないまま、再発行をお願いすることになりました。
とりあえず、モジュラスの確認方法をメモで残しておきます。
<サーバ>
Apache + mod_ssl + openssl
<エラーメッセージ>
Unable to configure RSA server private key
<調べ方>
証明書のモジュラスを表示
openssl x509 -noout -text -in certfile
秘密鍵のモジュラスを表示
openssl rsa -noout -text -in keyfile
この結果において、「modulus」と「public exponent」が同じでない場合、認証できないのでApacheが起動しないようです。
日付判定の不具合について
日付の判定に問題があり、12と13日のデータで前日との比較数値が12月5日を基準にしたものになっていました。
データを修正版に差し替えて、スクリプトの更新も行いましたので、またしばらく様子を見ます。
ImageMagickの書籍紹介
書店で見かけたImageMagickの本です。
これからImageMagickに触れてみようという人にとっては、とっつきやすいかもしれません。
しかし、値段も馬鹿高いし、表紙も胡散臭いし、google先生と仲良しな人には、正直読むところがありません。
イラレと同じ大きさの画像を作る
ImageMagickでEPSを背景なしのpngにする方法があったけど、やり方をすっかり忘れてしまったので、GostScriptにお願いすることに。
・イラストレータで見た大きさと同じ画像に変換するには「-r72」のおまじない
・背景を透明にするには「-sDEVICE=pngalpha」のおまじない
を唱えよう
gs -q -dSAFER -dNOPAUSE -dBATCH -sDEVICE=pngalpha -dEPSCrop -r72 -dTextAlphaBits=4 -dGraphicsAlphaBits=4 -sOutputFile=output.png input.eps
Windowsの場合はgsではなくgswin32cになります。
Fedora10をインストールしてみる
最近リリースされたFedora10をインストールしてみる。
とりあえずはISOイメージをダウンロードして、DVDに焼付け・・・を開発機ではライティングソフトがこけるので、クローラー機にコピーして焼くことに。
とりあえず問題なく焼き終わったので、インストールテスト専用マシンに突っ込んで、インストールの開始。
WordPressを2.7にしてみた
ダッシュボードでずっとアナウンスされていたけど、日本語版がまだ2.5.3のままでしばらく放置していました。
先ほど確認してみたら日本語版も2.7がきていたので更新することに。
何が変わるかというと、管理側が大幅に更新されるということは、定期確認で知っていたけれど、実際に使ってみないとどうなるかまではわかりません。
とりあえず・・・今風になったかな、という感じですね。
原因不明で消失していたメニューのメディアも復活したし、ファイルのアップロードもできるようになったようです。
テーマを自作できればもうちょっと広がるのでしょうけど、今のところは拾ってきたものでガマンガマン。
ImageMagickでEPSを画像に変換したときの色化け
とりあえず何の変哲もないコマンド
convert sample.eps sample.png
シンプルなEPSならなんら問題なく画像になるのだけれど、グラデーションの場合に問題が発生する。
若干輝度が高くなってしまうのだ。
塗りとグラデーションが混在している場合、塗りは問題なく色が出るけれど、グラデーションは明るめに色が出てしまう。
これはどうやって回避すればいいのだろう・・・
WCG-BOINC@MIXI
分散コンピューティングBOINCのWCGプロジェクト日報サイト「WCG-Team 2ch:404」のBOINC@MIXI版です。
ちょっと前(2008-12-05)から制作に入っているのですが、基盤はあったので、まぁ順調に進んでいるところです。
システムはPerlでmod_perlに対応。自作のキャッシュ機能付きテンプレートモジュールとの併用で、体感速度も大幅に向上。
もともとメンバ数が少ないのもあるのでしょうが。
mixiではアスキーアートの表示を意識したスタイル設定が存在しないので、日報支援機能はありません。
要望があればmixiに対応したものを考えますが、文字の幅を調べてもらえるならば、専用のモジュールを作ってもいいですね。
とりあえず、今はここだけの公開ですが、興味があればWCG-BOINC@MIXI:404までお越しください。
もう少し様子を見て問題なければmixiに投稿します。