失敗を認めた日本でのセカンドライフ

今日のワールドビジネスサテライト(以下、WBS)で仮想空間の特集をやってましたが、いまごろになってやっとセカンドライフの失敗を認めましたね。
電通(博報堂もだったか?)のしかけたこのビジネスは、ネットをしらないビジネスユーザには受けたものの、日本のカルチャーであるゲームに興味を持っていた者には既知のサービスでしかも空振りで失敗に終わっていたことは誰もがしっていた。当時のアスキーの記事には失笑したものだが。
そして、アメーバのアバタサービスが成功したかのような記事があったけれど、「もともとのユーザが多いだけでアバタサービスが新しいわけではない」ことをきちんと取り上げるべきだ。
アバタサービスなんてはるか昔からあるわけだし、個人的にちょっとやっていたけれど、知る人ぞ知る動物のアバタサービス「gopets」が突然終わったこともはるか昔。
正直、今頃アバタを取り上げるなんて、あの映画とタイアップしているのか。WBSも広告の言いなりに落ちたわけではあるまい?
最近のWBSには、ところどころほころびが生じている。取材の能力が落ちているとしか言いようがない。ガイアやルビコンのほうがまだましに思えることもある。
昔のWBSなら全方面から取材をこなし、一方ではこうだが他方ではこうだとどこから見ても納得できる内容だった。
だが最近はどうだ、片方からしかも狭い見地からしか取材を行っていないものが増えている。
失敗談をきちんと取り上げるトレたまが最後の砦だ。