LibreOfficeが更新されていました。
2011年11月09日に3.4.4が公開されていたので、アップデートしてみました。
ざっと使った感じでは、特に大きな変化は内容です。
バージョン3.3は3.3.4まででしたが、3.4は3.4.5が2012年2月に公開予定だとアナウンスされています。
現時点では、3.5の情報は…パッと見なさそうです。
「ソフトウェア」カテゴリーアーカイブ
Inkscapeを0.48.2にアップデートした
Inkscape 0.48.2の公開自体は2か月ぐらい前に行われていたのですが、公式サイトで正式にニュースになったので、やっとこさ0.48.2を導入することにしました。
アップデートといっても、旧バージョンを削除して入れ直す作業になるのですが、Windowsなので特に困ることもなくあっさりと完了。
0.48.1と比較しても何が変わったのかわかりません。
唯一見つけた違いといえば、cairoライブラリのバージョンが1.8.8から1.10.2に上がったことぐらいでしょうか。
LibreOffice3.3リリース
OpenOffice.orgから離脱したメンバーで構成された、新しいオフィススイート「LibreOffice」が本家「OpenOffice.org」よりも早く3.3を2011年01月25日に公式リリースしました。
SVGインポート機能は、Inkscapeで作ったデータを正常に読み込めませんでしたが、PDFインポートは手持ちのもので試したところ、正常に読み込めることを確認、さらにPDFによっては直接編集が可能になるなど至れり尽くせりでした。
OO.oで含まれていた多くのバグも修正されたらしく、LibreOfficeがいろんな意味で一歩先に出たのは間違いありません。これを受けてか、翌日の26日にOO.oは3.3の公式リリースを近日と発表し、完全に出鼻をくじかれた格好となっています。
OpenOffice.orgは以前、品質管理をされている方が、サポートが増えないと新バージョンの日本語版がリリースされない可能性がある、自由な参加であるはずにもかかわらず、使うなら貢献しろとばかりに愚痴をこぼしている場面もあり、こういうコミュニティではどの道先はないという意見もありました。
個人的にもオラクルの手に渡ったOO.oは有料版のみ正式サポートなどという、どこかのソフトのように化けてしまう可能性を孕んでいる以上、適当なところで手を切りたいのですが、いつにしようかとカウントダウンを始めた感じではあります。
OpenOffice.org3.2 Writerの予測変換が使いにくい
Writerで文章を作成していると、なんか変です。アンダースコアで挟まれた文字に下線が勝手に追加され、アンダースコア自体は消えてしまいます。
しばらくは何かのバグかと思って我慢していましたが、ソースコードの設計書を起こしているので、内容はアンダースコアだらけです。その都度修正するのも疲れてきたので設定を確認することにしました。
「ツール>カスタマイズ」にはそれらしい項目がありません。
「ツール>オプション」もスッキリしない。
よくみると「ツール>オートコレクトオプション」なるものがありました。
これで設定を全てオフにして、勝手に下線に変換される現象を回避することができました。
でめたし、でめたし。
LibreOfficeがRC2に
ORACLEから離反した有志によるオープンソースのオフィススイートLibreOfficeバージョン3.3が2010年12月23日にRC2になっていました。
そろそろ正式版が来そうですが、OpenOffice.orgの名前は使えなさそうですね・・・
OpenOffice.orgベースのSQL不具合
OO.oベースは、Java製のHSQLというデータベースを採用しているらしいのですが、いまいち使いにくい気がしなくもないです。
脱MSOfficeというか、Linuxでも使いたいのでOO.oいったくなわけですが、いろいろいじっている中で気がついたのが「GROUP BY」のバグというか、機能しないです。個人的にはそれなりに使用頻度が高いので次の更新では直しておいて欲しいです。
でもLibreOfficeなどの騒動もあるのでこれからどうなるのかも怪しいですが。
データベースの正規化に悩む
色々入り組んだデータベースになりますと、正規化の基準となるカラムを間違えるととんでもないことになったりします。
今回はさほど問題ではないのではなく、設定を基準にデータベースを正規化したものの、やはり後で色々と問題になりそうなので、データベースを基準に作り直すことにしました。
更新時にはサービスをとめないといけないのですが、リスクを抱えたまま運営を続けるよりはよいでしょう。
で、そのサービスとは印刷受注サイトプリントライのことです。
Windows7にもてあそばれる
一通り入れた後に、MySQLを入れ忘れたのに気がついて入れてみたところ、PHPからアクセスできない。実際にはphpMyAdmin3からアクセスできない。エラーメッセージも表示されず、1分ぐらい待たされて方真っ白な画面になってしまう。
コマンドからは問題なくアクセスできるものの、mod_phpからアクセスできない。
このときのPHPは5.3.3、MySQLは5.1.50(64bit)でした。
httpd.confやphp.iniやmy.iniをいじっては見たものの改善せず。
ここで不貞寝しました。
そして翌日。
まず最初にMySQLをノーマルからエッセンシャルに入れ替えたり、32bitにしたりバージョンを入れ替えたりしたけれどうまくいかない。PHPを入れる際にVCのライブラリを更新したのでそれに問題があるのではと考え、仕方がなくWindows7を入れなおすことに。
とりあえずWindows7を上書きでインストールしなおしてみたところ、前のシステムが複製されて残っていて、とっても気持ちが悪い状態に。仕方がないので改めてパーティションをフォーマットしなおしてから、改めて入れなおすことに。
まず最初にMySQL5.1.50(64bit)を入れて、次にApache2.2.16、そしてVCを更新せずにPHP5.3.3を入れなおしてみたところ、やはり現象は同じ。
ここでふとPHPのインストーラーにVCの対象を選択する新しい項目があったのを思い出して、前のバージョンで試してみようと思い立ちました。
PHP5.2.14を入れなおしたところ、zlib.dllがないといわれるのでネットから拾ってきて放り込んだところ、難なく起動。
問題だったのはPHP5.3.3.
データベースとの連携が高いはずのPHPで、このような障害が発生しました。
何でもかんでも組み込み関数にしてしまったPHPの成れの果てを垣間見た気がしました。
結局それ以外では、ActivePerlを64bitにするとMinGWと連携できないようなので、32bitで入れなおしたぐらいで、特に大きな問題もなく開発環境は整いました。
あとはデータを移していくだけです。これもかなり面倒なのですが。
CentOS5.5に最新のImageMagickをソースからインストールする
CentOS5.5のシステムをセットアップしていました。
yumからシステムを一通りアップデートしてから、PerlをCPANでモジュール群を更新したのですが、Image::Magickを入れようとしたところ、force installにしてもNOT OKとなり、インストールできませんでした。
これはImageMagickのバージョンとPerlの(コアなモジュール)バージョンとの依存の影響と思われ、Windowsの場合はImageMagickとActivePerlのバージョンは細かく指定されています。
Linuxの場合は自動で依存を解消してくれるものと思っていましたが、どうやらダメだったようです。
ImageMagickのために、別のディストリを入れなおすことも考えましたが、それではあまりにも情け無いので、だめもとで手動でソースからコンパイルしてインストールに挑戦しました。
まずはソースの取得
[root@localhost ~]# wget ftp://ftp.kddilabs.jp/graphics/ImageMagick/linux/SRPMS/ImageMagick.src.rpm
--2010-07-20 15:44:05-- ftp://ftp.kddilabs.jp/graphics/ImageMagick/linux/SRPMS/ImageMagick.src.rpm
=> `ImageMagick.src.rpm'
ftp.kddilabs.jp をDNSに問いあわせています... 192.26.91.193
ftp.kddilabs.jp|192.26.91.193|:21 に接続しています... 接続しました。
anonymous としてログインしています... ログインしました!
==> SYST ... 完了しました。 ==> PWD ... 完了しました。
==> TYPE I ... 完了しました。 ==> CWD /graphics/ImageMagick/linux/SRPMS ... 完了しました。
==> SIZE ImageMagick.src.rpm ... 8747108
==> PASV ... 完了しました。 ==> RETR ImageMagick.src.rpm ... 完了しました。
長さ: 8747108 (8.3M)
100%[======================================>] 8,747,108 3.39M/s 時間 2.5s
2010-07-20 15:44:08 (3.39 MB/s) - `ImageMagick.src.rpm' へ保存終了 [8747108]
検索してヒットするサイトの中にはURLが「kddilabs」ではなく「kddlabs」とありますが、どちらでもいい(?)みたいです。こちらの環境でkddlabsはDNS解決できませんでしたがkddilabsでは通りました。
ここからsrc.rpmを取得して展開します。
コマンドなら次の通り
[root@localhost ~]# rpm -ivh –nomd5 ImageMagick.src.rpm
1:ImageMagick 警告: ユーザ cristy は存在しません – root を使用します
警告: グループ cristy は存在しません – root を使用します
########################################### [100%]
警告: ユーザ cristy は存在しません – root を使用します
警告: グループ cristy は存在しません – root を使用します
同じ階層に「_FILES」という文字が追加されたディレクトリがあるはずなので、移動します。
[root@localhost ~]# cd ImageMagick.src.rpm_FILES [root@localhost ImageMagick.src.rpm_FILES]# ls ImageMagick-6.6.3-0.tar.bz2 ImageMagick.spec
とりあえずビルドしてみます。
[root@localhost ImageMagick.src.rpm_FILES]# rpmbuild -ba ImageMagick.spec
エラー: ビルド依存性の失敗:
libtiff-devel は ImageMagick-6.6.3-0.i386 に必要とされています
giflib-devel は ImageMagick-6.6.3-0.i386 に必要とされています
perl-devel >= 5.8.1 は ImageMagick-6.6.3-0.i386 に必要とされています
ghostscript-devel は ImageMagick-6.6.3-0.i386 に必要とされています
djvulibre-devel は ImageMagick-6.6.3-0.i386 に必要とされています
libwmf-devel は ImageMagick-6.6.3-0.i386 に必要とされています
jasper-devel は ImageMagick-6.6.3-0.i386 に必要とされています
libtool-ltdl-devel は ImageMagick-6.6.3-0.i386 に必要とされています
lcms-devel は ImageMagick-6.6.3-0.i386 に必要とされています
librsvg2-devel は ImageMagick-6.6.3-0.i386 に必要とされています
いろいろと足らないと文句を言われました。
とりあえずyumで片っ端から入れていきます。
[root@localhost ImageMagick.src.rpm_FILES]# yum install libtiff-devel giflib-devel perl-devel ghostscript-devel djvulibre-devel libwmf-devel jasper-devel libtool-ltdl-devel lcms-devel librsvg2-devel
進捗は省略します。
最終的に次の3つが残ります。
perl-devel >= 5.8.1 は ImageMagick-6.6.3-0.i386 に必要とされています djvulibre-devel は ImageMagick-6.6.3-0.i386 に必要とされています jasper-devel は ImageMagick-6.6.3-0.i386 に必要とされています
まず、「perl-devel」はcentOS5.5ではperlに頭語されているらしいので不要です。
specファイルの15行目(辺り)にあるperl-develを削除またはコメントアウトします。
次に、「djvulibre-devel」はリポジトリ「RPMForge」または「Dag」を利用してインストールします。
導入方法は検索するなどして調べてください。
大量に解説サイトがあるので省略します。
最後に、「jasper-devel」は「http://dev.centos.org/centos/5/testing/i386/RPMS/」にCentOS5用のRPMがあります。他のサイトにある通常のel5.i386のrpmは依存解消できずにインストールできませんでした。
これら3つが解決すれば晴れてImageMagickのコンパイルが開始できます。
[root@localhost ImageMagick.src.rpm_FILES]# rpmbuild -ba ImageMagick.spec
かなり時間がかかります。
問題なく終われば、以下の場所にrpmが生成されます。
[root@localhost redhat]# cd /usr/src/redhat/RPMS/i386
[root@localhost i386]# ls
ImageMagick-6.6.3-0.i386.rpm ImageMagick-devel-6.6.3-0.i386.rpm
ImageMagick-c++-6.6.3-0.i386.rpm ImageMagick-doc-6.6.3-0.i386.rpm
ImageMagick-c++-devel-6.6.3-0.i386.rpm ImageMagick-perl-6.6.3-0.i386.rpm
ImageMagick-debuginfo-6.6.3-0.i386.rpm
ここまで来れば(おそらく大丈夫です。
[root@localhost i386]# rpm -Uvh ImageMagick-*
準備中... ########################################### [100%]
1:ImageMagick ########################################### [ 14%]
2:ImageMagick-c++ ########################################### [ 29%]
3:ImageMagick-perl ########################################### [ 43%]
4:ImageMagick-debuginfo ########################################### [ 57%]
5:ImageMagick-devel ########################################### [ 71%]
6:ImageMagick-c++-devel ########################################### [ 86%]
7:ImageMagick-doc ########################################### [100%]
[root@localhost i386]# convert -version
Version: ImageMagick 6.6.3-0 2010-07-20 Q16 http://www.imagemagick.org
Copyright: Copyright (C) 1999-2010 ImageMagick Studio LLC
Features:
でめたしでめたし。お疲れ様でした。
ImageMagickが壊れた?
WindowsVistaにインストールしてあるImageMagick6.3.2 Q8をPerlから呼び出すときのお話です。
少しの間、開発を停止していた部分を手直しすることになって画像を生成する部分が正常に動かなくなっていました。
ログをみると次のようなエラーが表示されていました。
Can't load 'C:/Perl/site/lib/auto/Image/Magick/Magick.dll' for module Image::Magick: load_file:再帰が深すぎます。スタックがオー バーフローしました。 at C:/Perl/lib/DynaLoader.pm line 230, line 855.
呼び出し元も、呼び出し先も階層がそんなに深いわけでもなく、動いていたときのままです。
何かのパッチでおかしくなったのかもしれないです。
そういえば、最近CPANの一括updateをしたような・・・
いろいろ調べてみましたが、これだという原因は見つかりませんでした。
結局、ImageMagickを一度アンインストールしてから入れなおしたところ、正常に動作しました。
ちなみに、上書きで更新した場合は同じメッセージが表示されて動きませんでした。
お仕事用のシステムなので、ヒヤヒヤしました。ほっと一安心です。