OpenOffice.orgから離脱したメンバーで構成された、新しいオフィススイート「LibreOffice」が本家「OpenOffice.org」よりも早く3.3を2011年01月25日に公式リリースしました。
SVGインポート機能は、Inkscapeで作ったデータを正常に読み込めませんでしたが、PDFインポートは手持ちのもので試したところ、正常に読み込めることを確認、さらにPDFによっては直接編集が可能になるなど至れり尽くせりでした。
OO.oで含まれていた多くのバグも修正されたらしく、LibreOfficeがいろんな意味で一歩先に出たのは間違いありません。これを受けてか、翌日の26日にOO.oは3.3の公式リリースを近日と発表し、完全に出鼻をくじかれた格好となっています。
OpenOffice.orgは以前、品質管理をされている方が、サポートが増えないと新バージョンの日本語版がリリースされない可能性がある、自由な参加であるはずにもかかわらず、使うなら貢献しろとばかりに愚痴をこぼしている場面もあり、こういうコミュニティではどの道先はないという意見もありました。
個人的にもオラクルの手に渡ったOO.oは有料版のみ正式サポートなどという、どこかのソフトのように化けてしまう可能性を孕んでいる以上、適当なところで手を切りたいのですが、いつにしようかとカウントダウンを始めた感じではあります。