Plat’ Home Trus-E13にLinuxをインストールする

先日、ヤフオクにてサーバーをゲットしました。
Xeon2.4GHz(HT)x2、メモリ4G、HDD36Gx2で、そこそこの代物です。
ちなみに落札価格は3,000円でした。
物はジャンクなので正常に動作するかはなぞですが、とりあえず新しいおもちゃが手に入ったので遊ぶことにしましょう。
plathomee13

さて、まずはRAIDの設定です。
このサーバーでは、[Ctrl+A]でSCSIの設定画面が出るので、ミラーリングのRAID1を選択します。
次にOSはCentOSを選択。

CentOSのブートディスクを入れて進めていくと・・・パーテイションを選択する段階でHDが見つからないと怒られて、ここでインストールが止まってしまいます。
なんどかSCSIの設定をやり直してみたり、BIOSをいじってみましたがだめです。
さすがにジャンク扱いはこんなものかなと諦め・・・はしません。

こういうときにはぜんぜん違うものを入れてみると原因がわかったりするので、ひとまずubuntuを入れてみることに。
・・・何の苦もなくインストールが完了しました。
どうやらOSの問題か相性の可能性が高い、つまりハード的には問題ないかもしれないようです。
ここでCentOSのドライバ周りを疑うことにしました。

起動画面とにらめっこしていると、
Adaptec I2O BIOS という文字が見えます。
この文字からドライバを探してみましょう。
I2Oとは、検索によるとサーバ向けの統一規格ドライバのようです。
追加ドライバのリストには「I2O Block Driver」がありました。
どうやらこれを追加してやればいいようです。

そこで、改めてCentOSを入れなおしてみます。
ブートして操作待機画面で通常はそのままエンターキーを押すところを、デフォルトプロファイルを選択しないモードでインストールを進める「linux noprobe」を入力します。
これでHDDが認識できるようになったので、後は通常のインストールと同じです。
インストール作業が終わって、再起動をすると、問題なく起動・・・しませんorz
ネットワークのサービスを起動する時点で固まります。
BIOSでNICを切ってやると、今度はISDNサービスの起動時点で固まります。
この安物のサーバーは、どうやらネットワーク系が死んでいるようです。
サーバーマシンでネットワークがだめとはどうしようもありません・・・

次にFedora10を用意しました。
こちらは何もしなくてもI2Oを認識しました。
インストール完了までは問題なく進み、ブート画面が表示されてプログレスバーが延び始め・・・てマウント失敗と出ますorz
mount: error mounting /dev/root on /sysroot as ext3: No such file or directory
インストール時にはHDDは問題なく認識しているのに、起動時になって認識失敗とはどういうことでしょう・・・
この問題の解決方法がわからないので諦めます。

次にopenSUSE10.3
インストールからして全体的にWindowsに似せた構成です。
対応アプリが充実すれば、デスクトップとしてそこそこ使えるのではないでしょうか。
パッケージマネージャが個人的に会わないので使ってはいませんが、サーバ用途なら特に問題ないのかもしれません。
何の問題もなく最後まで安定して進み、再起動も問題ありません。
相性ばっちりといったところでしょうか。

次にVine4.2
結構前に、貧弱なマシンに入れるために選んだことのあるディトリです。
インストールを進めていくと、インストール画面に行く前にHDデバイスが見つからないからドライバを追加しろといってきます。
このチェック機能はCentOSより上だったのですね。
関心しながらI2を追加して進めていくと・・・orz
パーティション設定でやはりHDが見つからないといわれます。
さっきのドライバ確認は何だったのでしょう。
気を取り直してもう一度試してみましょう。
よくよくみるとI2O Block以外にAdaptec I2Oというものがあるではないですか。
これで試してみましょう。
これが正解だったようです。
パーティションの設定も無事に終わり、インストールが開始されました。
再起動後も問題なさそうです。

そこで、改めてCentOS5.3を入れなおしてみることにしました。
が、やはりだめでした。
ネットワーク系のチェックで固まります。

さらにFedora10で挑戦します。
しかし、同じようにマウントエラーで進めません。

結局Ubuntuを入れて落ち着くことになりました。

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