フリーを妬まず

ライセンスが必要なものはもちろんフリーではないが、
何かしらの条件をつけて、もしくは無条件にフリーとして配布しているものはフリーである。
GPLライセンスとかの話はおいといて。
つまりこれらは著作者が決めるべきことで、外野が決めるものではありません。
アドバイスなどで考えを改めたとしても、その結果は著作者が決めたことです。

お金を出しても使いたいものか、タダなら使ってあげてもいいものか。
カンパウェアなんてものもありますね。
一部使用者が決められるものもあります。
これは、使用者が決めていいと著作者が決めたのです。

「そもそもフォントはお金を出して買うもの」
フォントに限った記事でしたが、かなり偏った意見に思われます。
英字圏と漢字圏ではフォントの意味が異なります。
使う文字の数が極端に違うからです。
フォントには、漢字を含まないひらがなやカタカナだけのフォントもあります。
もちろん、英字だけであってもライセンスが必要なフォントもあります。
ただ、この違いを無視して必ず金を払うようにすすめるのは間違いでしょう。

「フリーフォントの配布には、制作者にとってなんらかの目的があり、プロモーションのための1つの手段である」
これは、ネットで公開すれば必ずレスポンスにつながると思っている基本的なミスです。
作ったものを広めるためには広告という手段が必要で、それを回収するために使用料を設けることももあるのです。
つまり、フォント自体に対する料金なのか、使ってもらうための広告料金を回収するための料金のか。
もちろん、サイトにアップするだけで広まる場合もありまし、自演的にあちこちにアップロードする場合もあります。
また、リスクを承知でタダにすることもありますし、本当に自己満足だということもあるでしょう。

買わなければならない、のではなく、買うべきものは買う、そうでないものもある、なのです。

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